14日
●7:00
起床。
昨夜雪が降ったらしく、2cm程の薄い積雪があってビックリした。
食堂で朝ご飯を済まし、早々と出発の準備に取り掛かる。
休憩所でその日に一緒に泊まっていたおじさんおばさんやらに囲まれながらブーツを履いたり、スパッツを取り付けたりする。
歌手の芹洋子さんと言う方がいて、H君が大興奮。
彼に聞いて観ると、昨日ここに飾ってあった写真で彼女のことを知ったと言う。笑
昨夜からNHK大分のカメラクルーがいて、もしかしたら写ってるかもしれません。
でも大分しか見れません。
作ってもらったお弁当と九重連山Tシャツを買って出発。
●9:00
坊がつるの大船山登山口に到着。
キャンプ場にはテントを張って泊まっていた人が3組位いた。
いつかしてみてぇ~テント泊!
登山道は昨日昇った久住山周辺の荒廃した感じとは打って変わって、木々が追いしげり何度かヤブをかきわけるような場所もあった。
昨夜降った雪が溶けかけていてベチャベチャするところも沢山。
中腹から霜柱が見え始め、上の方は地面の小石の間に雪が敷き詰められ凍ってるような道になってきた。
●10:10
大船山避難小屋付近に到着。
ここまでくると曇の上まで来て、ちょっとあやしげだった天候も雲の上だから関係なく快晴!!
久しぶりに浴びた日の光、樹氷、霧氷、雲海、目の前に見える九重の山々。
抜群に気持ちが良い!
すぐ近くには火口があってボッコリへこんでいた。
そして、歩いてる途中火山活動してないはずなのにドォーン、ドォーンって聞こえる。
樹氷のトンネルを抜け、山頂に急ぐ。
●10:30
大船山山頂(1787m)到着。
雲海の上に浮かぶ1700m峰の九重の山々を眺めてtkc'Zが叫ぶ。
「富士山(3776m)どんだけデカイとや~~~~~!!」
360℃パノラマの素晴らしい景色を言葉にするかと思えばこのコメント。
そこかい!とツッコミたくなるが、よく考えるとほんとにそうだ。
富士山の事なんか頭に無かったのに、そこに気づかされた物凄い頭の下がるコメントでした。
電波があったので家族にメールしてみる。
下のほうの景色は雲海でわかんないけど、阿蘇山は煙が出ていたのでわかった。
朝に山荘で作ってもらったお弁当を大船山のイタダキでイタダク。
後から登ってきたおじさんに話しかけられた。
どうやらこの時期大船山の山頂でお弁当が食べれることは珍しいらしい。
普段は風が強かったりして、山頂は食べれる状況ではないそうだ。
中岳でも見たカワイイお地蔵さんみたいなのがまたあったのでパシリ。
誰かが置いたんだろうか。
11:20頃に下山開始。
途中わざとネイチャーロードを選び、ヤブこき。
カラビナにつけてたコンパスやナイフは無くすし、結構ヤバかった。
●12:20
行きがけに通った坊がつるキャンプ場で休憩。
炊事場があったのでそこでブーツやスパッツについた泥を落とす。
蛇口の近くにあった雑草に跳ねた水が溶けて凍り付いていた。
こうやって時間をかけて形成されるものは何か面白い。
自然は凄いよね。
●13:10
雨ヶ池に到着。
小さい頃に2回位きたことがあって懐かしかった。
しかし、こんな季節なので湿原の素晴らしさなんてものは感じられませんでした。
足元ぐちゃぐちゃだし。
帰りの登山道に長者原までの距離が書いてある案内板が数箇所あったんだけど、その案内表記の距離がカナリ適当。
「長者原まで1.0km」→「長者原まで1.0km」→「長者原まで1.1km」→「長者原まで0.8km」
明らかに進んでいるのに増えたときにはカナリ笑った。
●14:00
長者原九重登山口に到着。
長者原の売店まで3人で全速で走ってたらものの見事にすべり、背中にリュック背負ってるのでエコノミーシートで足を伸ばしているようなコケているとは思えない変な体勢に。
他の二人がゲラゲラ笑っているのをみて、苦笑いしていた長者原の観光客も笑ってくれました。
旅の最後にやっと人の温かみを知ることが出来ました。笑
タクシーで車を泊めている牧の戸登山口まで行き、帰宅。
楽しかったぜ~~!九重!
贅沢言ったら、もっと積もって快晴の時に行きたい。
なんだかんだでアイゼン一度も使わなかったしね。
次は霧島だ。
2008年1月21日月曜日
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