2008年5月26日月曜日
【英彦山】おいでなさい!
福岡県民が愛してやまない山、秋の季節には紅葉を観に若い人も集まる山、税金無駄遣いのロープうぇ…
と言うことで今回は英彦山に行って参りました。
今まで家族で何度か訪れたことはあるんだけど、登山は今回が初めて。
ウチのおかんや、おばあちゃんも口を揃えて
「岩場が危ない!」
と言う結構険しい山だそうで、大昔は修羅道の山として栄えていたらしいです。
修羅道が栄えると言う表現はおかしいかもしれませんが。
参道の石段はあまりにも有名でかなり長い。
どのくらい長いかと言うと、ロープウェーが出来るほど長い。
銅の鳥居や、雪舟庭園なんかが有名ですね。
あっ、別に説明はいりませんよね。
なんか面倒臭くなってきちゃった。
前日が雨で、今日は昼前には晴れになる予報だがあたりには霧が立ちこめて何とも居心地が悪い。
湿った林の中を歩くのは薄暗くて不気味。
尚かつ、ここにはかつて山岳信仰が栄えていて沢山の史跡が残っているため当時の石垣なんかもそこら中にある。
夜中には絶対に行きたくないね。
英彦山神宮(奉幣殿)から40分程登ったり下ったりの標高が全く上がらないような山道を抜けると岩壁に埋め込まれたような出で立ちの玉屋神社に到着。
まるで大分の耶馬渓にある羅漢寺のようだった。
神社の裏手の方から水が湧き出ていると言うが、溜まった水に柄杓が置いてあるだけで決して湧いているようには見えなかった。
しばらく休憩を取り、先に進む。
途中、年配者の団体さん。
20人くらいはいるだろうか?
挨拶を交わし、頭を下げながら追い抜かせていただく。
はっきり行ってこういう人達の神経が分からない。
皆で行くと怖くないって奴か?
鎖場で一つのロープを数人で持ちながら降りるのは勘弁してくれ。
あんまり書くと「大して山を登ったことの無い若造が」と反感食らいそうなので止めときます。
山は気の知れた友人3、4人ぐらいベストだ。
多すぎるのは逆に恐ろしい。
同じような薄暗い山道を30分くらい進み、鬼杉と呼ばれる場所に着く。
福岡県で最も大きな杉の木らしく、たしかに立派。
英彦山は透き通っている泳げそうな川が沢山あって妙に納得した。
そして、こんな杉林の中に花粉症の人が来たらどうなるのかなぁと、くだらない妄想を抱く。
ここからは今まで標高が上がらなかったツケか、傾斜がキツい道が山頂まで続いた。
途中にあった材木石と言われる切れ目が無数にある石。
溶岩が急激に冷え固まるとこんな風になるんだって。
そういえば、昔行った高千穂峡もこんなだった。
息か切れてバテバテの中、垂直に近いような岩場が何度も続く。
寝不足のせいか、どうしようもなくヘコたれていたので写真はありません。
それどころじゃありませんでした。
フラフラ登っているとようやく英彦山南岳山頂(1200m)に到着。
後から来る団体さんを恐れて、水分補給する程度で中岳に向かう。
ものの5分程で英彦山中岳山頂に到着。
中岳の山頂は英彦山神宮の上宮が建てられていて、普通の神社と変わらない大きさの建物がドカーンと居座っている。
相変わらず霧で霞んでいるような天気なのに人が以上に多い。
休日はこんなに賑わうものなのかなぁと疑問に思っていたら、黄色い雑のうのような生地の厚くて荒いリュックを担いだ町の職員らしき人達がずらずらと境内に。
賽銭箱の横の方に封筒のような大きさのものを沢山並べている。
ほかの登山客が頂いているので、僕も並んでいただくと手拭いだった。
なんとたまたま登ったこの日が英彦山の山開きだったらしく、山頂で記念の手拭いが配られていたのだ。
北岳の方向に下った所にある広場で昼食をとり、相方のMくんが用事があるようなので帰りは上宮から英彦山神宮まで真下に伸びる石段の登山道をおりて帰った。
宝満山の正面ルートにそっくりだった。
登山をして山頂で手拭いをいただくなんて、何だかとっても運が良いし、気分も良い。
きっと、ウチのおばあちゃんにこの事を伝えるとこう言うはず。
「あんた、今のうちに宝くじ買ってこんね!」と。
(すんません、こんなオチで)
ほかの写真はこちらから。
http://www.flickr.com/photos/okushidasan/
タイトルの「おいでなさい!」とは、子供の頃の良く流れていたローカルCMのセリフから。
裸の王様役の社長が部下を引き連れて歌うやつ。
いこう、いこう、英彦山へ~♪
いこう、いこう、ゆ~ゆ~へ♪
ゆっくり、のんびり、たのしい~♪
英彦山湯~遊~共和国♪
おいでなさい!
英彦山と言えば僕らはこのイメージが強いが、この共和国は英彦山と銘打つのが詐欺に思えるほどずっと北にある。
どおりで英彦山の駐車場の案内板を見てもどこにも載っていないわけだ。
ほんでもっと調べてみたら、去年倒産したらしい…
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